vogue ridge

vogue ridge

リリース予定、いよいよリッヂが、お目見え

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中級者以上。、ハイボリューム艇

ツーリング仕様、コクピットも大きくして乗り降りしやすさを考慮

幅52.5センチ

装備

シーレクトハッチカバーHatch Covers – Performance

8インチ/1,オーバル17インチ

フットペダル シーレクト Kayak Adjustable Footbrace

スゲック Skeg systems

改良版

エンドブラジャー studio iwanaga オリジナル

価格¥370000

テスト段階で大井 靖弘氏インプレッション

先週の事ですが、スタジオイワナガさんの作り出すこだわりのシーカヤック、Vogueシリーズに私でも乗れそうなハイデッキタイプが完成したという事で、試乗の機会をいただきました。

名前はVogue ridge、どこのメーカーもハイデッキタイプは作るけど、シームラインを持ち上げただけの容量変更にすぎないというものが多いので、このカヤックを安直にハイデッキタイプというのは申し訳ないかな。

少し説明を聞くと、Vogueで日本一周中の飯山君のフィードバックなどを盛り込んだ上で、3センチほどハイデッキ仕様になっているのかな?

まずは、バウセクションが波に突っ込んだ時の挙動を自然な感じになるようにデッキ面を山形に意匠変更、ここから峰、ridgeと名付けたそうな。

どんな状況での着岸もスムーズに行えるように、開口を長くされたキーホールコーミング、ハイデッキ化に伴いひざ周りのゆとりを追加はしつつもスターンデッキとコーミングはレイバックを全く邪魔しない作り込みがされている、ここはイワナガ代表のこだわりらしい、乗り降りもレイバックも凄く自由がきいてよかった、私は太ももがパツンパツンなのでレイバックが難しいのですが、これはすんなりできて、上体もとても動かしやすい。

話を聞いて覚えているのはこのくらいかな?

間違っていたらすみません(笑)

私は現在100キロを少し切るくらいの体重、そこそこに荒れた海は経験していますが、技術もなくただひたすらに漕ぐタイプのパドラーです、グルグルとかもしませんので、その辺りはご自身で体験してください😊
多分、相当やりやすい。

愛艇はフジパドルスポーツのCAPA、とにかく作りが良くてボリューミーなのにハードロッカーに強めのⅤハルで、荒れた時ほど海にへばりつく、そんなカヤックに乗っています。

さて、ノーマルVogueは幅が53センチでローデッキなので、私には縁のないカヤックと考えていました、65センチある私の太ももは入りません。

ridgeは少し余裕のサイズらしいし、ちょい漕ぎだからコックピットに収まるなら乗ってみるかなという感じで今回の試乗に。

まず、コックピットへ入ってみようとカヤックに手をついてまず一声。

硬いなぁ〜

そう、ファーストタッチで伝わりました、強いです、コーミング周り、スターンデッキ周り、手をついてすぐわかりました。

そう言ったらスターンデッキ内部の補強メンバーを見せてくれました、ロールバーのようなものが入ってます、どうりでかっちりしているわけです。

座っても、サイブレースはピッタリ、ニーポケットには残念ながらひざは届きませんでしたが、シートもデッキもしっかりしていて良い感じです、安心。

シート形状も極端な感じはなく座り心地は良かった、わたしのお尻には少し浅いですがCAPAよりいいかな。

あと、デッキコード、バンジーコード、かなり物が良いと感じます、実はバンジーコードには多種あって、劣化で伸びにくいものと伸びやすいものあるんですよね、これはかなりしっかりしてる感じですね。

デッキコード、何度かレスキューをしていますがコード類がしっかりしてないのはレスキューしにくかった、確保が遅れたり押さえきれず2回目の落水を招きかねません、メーカーとしての責任もあるとても大事な部分です、この辺もしっかりできていました、ロープが無いメーカーや自作艇で付けてないこともあるんですよ…。

ハッチカバーはシーレクト社のプラとゴムのハイブリッドタイプなので軽くて使い勝手が良いです、大きさ的にはバリーサイズなので、カヤックスポーツのオーバルに慣れている私には小さく感じてしまいますが、特に問題のない部分かな。

さて、海に出る前に感じたのはこのくらい。

あ、座ったまま調整できるフットレストなどもこだわりかな?

個人的にプラスチックのフットレスト苦手でしたが、ペラペラなみのるくんでも足裏痛くならず、かなり踏み込んで漕いだ時もありましたが歪まず、最後まで忘れて気にもなりませんでしたので、かなり良いと言う事ですね👍

さて、浮かんでみます。

小さいけど浅瀬で掘れるちょっといやらしい波があったので、素早く離岸しましたが、喫水がCAPAほど深くなくとても出やすかった、これは53センチという幅からすると、前後に浮力が分散している証拠ですね、デッキだけ見るとロッカーは強く見えますが、キール位置は少し緩くしてあるのでバランスデザインではありますかね?ぱっと見このあたりの処理メーカーによって違いますよね、面白いところ。

CAPAは割とハッキリとしたロッカーでバウボリュームも大きめで荒れた海に強いイメージなので、この辺の違いは少し興味深い。

浮いた感じ、一次安定とても良好です、二次安定、本当に53センチ?ってくらい良いです、後に大名乗りにチャレンジしましたが、コーミングも広いしさっと出来ました、CAPAは足元にもケースがあったり一次安定良くなかったりして大名乗りしにくいもので憧れだったり(笑)

100キロ近くあるおデブだと、こんなこともとても大事なのです(笑)

だいたい、こういうシャローVからチャイン強めのカヤックはチャイン部分(ハルの外側の角)の浮力が強く、パッタンパッタンするイメージだったのですが、腰をクイっとするだけでリーン出来て、重心の垂直軸がずれないというか、エッジに体重を乗せてリーンさせる感じでは無いので、自分のバランスを崩さずリーン出来ます、よっこらせとリーンをかけなくて良い感じかな、結果ばたつき感は感じず軽快、ちょっと自分が上手くなった気がします。

浜に戻り、波打ち際で漂い、デッキを超えるような垂直に近い崩れ波を真横から何発か受けてみましたが、波に付き合わないのでさっと傾けてブローチングすればそんなに持って行かれませんでした。

後ろの人は油断したか?

ひっくり返っていましたが…(笑)

それくらいの横波でも、意識していればなんともない感じということで。

話を戻し、漕ぎ進みますと、特に強い印象がない、良くも悪くもですが、落ち着いた挙動、スムーズ。

自分はいろんなカヤックに試乗しますが、大体のカヤックはここで期待度が50%くらいになります(笑)
でもボーグは全くそうなりませんでした。

CAPAとは性格がかなり違う印象ですが、自分のカヤックのようにいきなり楽しく乗れてしまう感じ。

バウは思ったよりも抵抗がありませんでした、失速感がない。

普段乗るCAPAはかなり荒れて丁度良い感じのロッカーでトップエンドの伸びの悪いカヤック、なのでなおさらそういうふうに感じるのかもしれませんが、CAPAと比べるとかなり低い追い波から掴んじゃうので、いかに抵抗がないかわかります、速いカヤックだ。

テスターの飯山くんはかなり軽い、でも私が乗っても軽く進む。

荷重が変わっても前方投影面積が変わりにくく、喫水域のアウトラインが変にねじれてないのだろうと推測します。

ここでカヤックのバウセクションを1番、足元、バウハッチあたりを2番、コックピット付近を3番、スターンハッチあたりを4番、スターンを5番としてこのあと話をします。

バウの1番は私の体重で本当に荒れてしまった追い波では多分潜るくらいのボリュームですが、普通の体重の人ならば、かなり荒れた状況でも問題ないと感じます、ロッカーがこのくらいなら、1番5番は適度に潜ってくれないと3番のコックピット付近が浮くような形になり、波間のボトムでぐらついてしまうかもしれないので、序盤に言っていたバウ形状の変更に期待した方が良いかも、まあ、かなり高く掘れた追い波の時ですが…

バウは少し潜るけど抵抗が少なく水切れて戻りやすいイメージかも、まあ軽い人なら心配ご無用かと。

これはサーフスキーやサップにも言える事だと思うし、そう言うポップアップを意識したデザインの方向が波系デザインの今の主流ですかね。

2番は漁師が船を選ぶときにも重要視するらしい場所、サーフボードもこの2番4番が板の性格を左右すると聞いたこともあります。

Vogueもこの部分の最適化にかなり時間を費やした様子、先ほど書いた浮力の前後分散と前方投影面積にも大きく関わるはず、とてもうまく収まっていると感じます、軽い人が乗っても私のようなデブが乗っても破綻しないであろうバランス、しかも前後バランスが全く違和感なし。

ここを雑に作らなかった恩恵はトップエンドの漕ぎ心地とスピード、風見鶏の穏やかさなどにも現れていると思います、スケグも付いてますが、あまりいらなそうな保針性能、私の体重ならね(笑)

自分の体重、95キロを超えたあたりからCAPAは少し4番あたりの浮力が足りないと感じる、斜め後ろからの追い波に抜かれた後ちょっと怖い時があるけど、これはどうかな、飯山君がそのあたりにもこだわったようなのでもう少し荒れてる日に乗りたかったなあ。

5番、スターンは特に特筆するようなことはないけれど、全体を見たときに、風見鶏を嫌いちょこっとだけキールが長くしてあるような感じかな、2、3センチくらい(笑)

これは体重の軽い人には風見鶏にも追い波のキャッチにも意外ときいてくるだろうな、ここ加速にも効くところかと思うので割と大事、効きすぎると多分つまらないカヤックになるし、殺人的なバウリーの強いカヤックになってしまうので加減は大事。

デッキのディテールも、ロープガイドがFRPで一体なので壊れにくいだろうし、強度的にもリブの代わりになっている感じかする。

あと、いいと思ったのは、ハッチリセスの左右の水抜き、こういうところ地味に大事、水もたまらず砂を流せるのは良い。

このカヤック、抑え方を知らない初心者さんには少し動きがよすぎる感じもするけど、どんなレベルの人が乗っても良さがわかるカヤックだと思う。

アホみたいに荒れた時はCAPAの吸い付くようなバランスも良いけど、オールマイティーかつ高次元でなんでもこなすにはこれはとても良いカヤックだと思う。

丸底だったり、平底だったり、キールがしっかり付いていたり、ラダーを装備することが多いカヤックだったり、荷物を積むためにスターンだけボリューミーなカヤックもある。

そんな中、あくまでもナチュラルなハルデザインで、余計な挙動を出さない、バランスの良いスポーツカヤックとなると、日本では数は少ないかもしれないなぁ。

なんといえばよいか、無駄なボリューム感がない、かといって浮力不足も感じないから、風にも波にも弱くないという感じかなぁ、なんか知り合い的にイジり甲斐なくつまらないけど(笑)よく出来ちゃってるなぁ~

スケグを装備できるメーカーもほぼないしね。

このスケグ、元は私がUKから探して買ってきたメーカー製なんですが、その後イワナガ代表が長く使った経験から、取り回しに技ありでオリジナルにわざわざ面倒くさい加工が施されています、荷物にもそんなに邪魔にならず、トラブルも少なく、ボックスも砂つまりも軽減されるフィッティング方法になっております、なかなかやりますなぁ〜(笑)
こんなとこ手間かけても誰も気がつかないよ😁

久しぶりに試乗してこれは良い、もっと乗りたいと思ったカヤックでした、体も楽でしたしうまくなったような錯覚になります。
もしかして、これ俺にくれたんじゃないか?と思うくらいすぐに馴染みました(爆)

職人さんのこだわりと代表の経験とテスターのフィードバックをどんどんと形にしてる、材料やマットの積層のことやら工程やら、仲良いところで随分と聞きましたが、相当頑張ってますね。

これからカヤック購入、メジャーなところでSKUKのRomany、ピルグリムand/orエクスペディション、WFKならリビエラ、プリンス、buddyさんフェーゴ、この辺りのサイズを検討しているならばVogueが、SKUKのRomany-SURF、WFKのシメスタ、buddyのナギ辺りならRidgeの方、試乗してほしいな、乗らないともったいないと思います。

自分はSKUKの試乗会にも行ってますし、後者SURF、シメスタ、NAGIは試乗済です、前者はふと腿が入るのは乗っています(爆)

荒れた状況で乗れてないので何とも言えませんが、個人的にはRidge、とてもいいと思います。

一言で言うならシルクのような乗り味のカヤックかなー。

褒めすぎかww

準備中

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